層理論ではこういう切り口もできる。
支配層は聡明にも管理できてると思い込んで
胡座をかいて幾年を過ごすが、被支配層は
馬鹿ではない。
支配と被支配の入れ替わり、いわば騙し合いのような
ずるさの競い合いがぐるぐると繰り返されることは、
層を理解していれば、とうの昔に把握済みの事柄である。
それはそれでどんどん賢しくなっては行くのだろう。
それとは別に、つまりその層とは別に対話をスタンダードに
した社会がある。
空気や土壌と同じようにベースとして培われてきた統合を
元にするがゆえ信頼を形成でき、信頼があるから健全な
理念が貫徹できる。
(たしかに我らが志士も突然隣の大陸放り出されては
禍根のみの志士に成り果ててしまっていたかもしれない。
身震いが起きる。)
これまでいってきた「だだこね」とは、これら高次の
層にいつまでも移らず、分かっていてもたかが数世代の
既得権益のためだか、たかが自己か理屈をこねて
数世代分の怨讐をこれみよがしに主張し、健全を
全否定したり、生を自己のみのものと決めつけ、
全精力を足の引っ張りに賭けるものたち。
(それらもたいていは結局せいぜい数世代の利己のために
うごいているのだが。それを認識できていないことが
おめでたいが、もはやこれら外からの声に耳を閉ざして
しまっていることがただただ哀しい。これらいかに哀しいかに
ついては既述なので省略。)
以前、「何故、いつの時代も我らに総括の言挙げを
させるのか」と悲嘆したこともあった。
しかし層理論を持てばそれは必然であることが明確になった。
これまでは世界の無意識としてのjudgeや総括としての拠り所で
あったが、つまり漠然とした「いい人」であったが、
これからはこれを層理論として力学として精神形成の
インフラになっていくだろう。
ようやく、達観者からすればやれやれいまごろかと思われるが、
ようやく、本当に悲嘆したこと救済しようとしたことが、
三大と言われるものを含めて、純粋なる悲嘆・救済の、現実を
離れた、つまり純粋なる層での統合が、全て統合することが
できるのである。
水に土に足をつけ、これらの層まで辿りつけた足跡がまざまざと
認識できよう。(いまの「せいぜい数世代の利己のため」の主張が
いかにだだこねかも明確に認識できよう。層をスーパー忘却し
続けてきたものがいちばん近い隣であることは歴史の皮肉と
しかいいようがないが。)
哀しきかなこれはそれこそ数千年前に悲嘆し救済まで道を開けて
くれていることなのである。
ここに具体的に「力学」をだすまで先達の想いが成し遂げられ
なかったこともまた悲劇である。
常に「文字さえ読めれば分かる」と言ってきたことも
このためである。
社会が形成されて個々や集団間の軋轢が生じて、(重要であるが
軋轢ばかりに盲もくになる輩が多いが、本来は生の原理として
相生である。)その本能の権化に陥ることのはてしなき
浪費に悲嘆し、数多の無念を思い救済を願う想いが形成されてきた。
分かってしまえば当然の流れなのであるが、途上である我々は
層を理解できなかった我々は迷い疑い、利己もまかり通ると想い
リソースをたった一生のために使っても問題ないと想い、
むしろそこまで想いが及ばぬように巧みになのか、おめでたく
なのか、権化を産み落としただ手をこまねくという滑稽を
ancestor の積み重ねも知らずに破壊してきた。
幸い「文字の読める」現世はこの層理論が読めるので
恥を知り、悲嘆し、変わることができる。
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今後詳述するが、以前は、三大と言われるそれらも含めて
根っこから引っ剥がしては、核までつながった神経を
剥ぐようなことなのでそれらは死滅してしまうことになり
どうしようかと心配していた。
しかし層からすれば順当なる道なのであり、決して
引っぺがすような「否定」ではないことが分かった。
まさに歩み寄りにより正当は保たれ、脈々と継承されていくのか
少数になって賢者となっていくのかは知らない。
2015年11月8日日曜日
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