2021年2月1日月曜日

アナログ経済(ネオ・アナログ経済) 再掲

以前にアナログ経済のアイデアを書いたが再掲。

※アナログ経済だと貨幣化前の原初アナログ経済と区別がつかない場合があるのでネオ・アナログ経済とも言うことにする。そのうちネオ・アナログ経済のほうが定着したら、貨幣化前のほうが原初アナログ経済と呼ばれるようになるだろう。

人類は貨幣によって物の価値を抽象化し、それらの
円滑な流通手段を手に入れた。
あえて失ったものを言うならば、それはアナログ性である。

物の価値の抽象化として、当初は貨幣という物理的なものを
用いてきたわけであるが、実際は物の価値は見えない抽象的な
ものである。
これを本来の抽象的なものにするというのがアナログ経済である。

物理的な貨幣から、現代はちょっとずつネットの普及によって
ネット上でのデジタル情報のやり取りで流通が可能となりつつある。

しかしベースは物理貨幣の延長であって、労働したら1日とか1週間とか
1か月とかのトータルをある日に労働者へ払う、買い物もキャッシュか
銀行から払うか(1世代)かクレジットか(2世代)といったのが現状。

その先にあるのが、価値が生じた時点で貨幣というか、それこそ
「価値」そのものを表す抽象的な「何か」にリアルタイムでリンクする
システムである。
(決算とか締め処理とか(それに限らずあらゆるもの)は
 根本から変わるであろう。
 そこらへんはトップダウンとボトムアップの中庸で
 紆余曲折を経て定常状態に落ち着いていくのだろう。)
(こういう意味だと「リアルタイム経済」とも言える。
 しかし、第一世代の物理貨幣を発明した時点を「デジタル化」と
 とらえると、このアイデアは貨幣から本来の「価値」への回帰である
 という意味で「アナログ化」なのである。
 (貨幣と価値の相互変換がデジアナ変換というとらえ方)
 狭義のデジタル経済は所謂「第三世代」と言われるICTを駆使した
 ものであったりチェーン技術(ブロックチェーン技術)であったりする。
 経済に限らずあらゆる分野を見ても、デジタル化の最終目的は
 実はアナログ化だったりするのである。つまりデジタルによる
 アナログの完全な再現。)

まぁ数年前のアイデアではあるが、この破壊力はすごい。

(念の為追記しておくと、ここから着想を得て具体化しても良いですが、アイデアの出所はここですと明記してくださいね^^
(最近どうも人のアイデアを自分のものと言って発表して知らぬ顔をしている厚顔が増えてきたようなので、念の為。。))

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過剰反応をわっしょいする社会

総合すると現代の病巣は過剰反応をわっしょいする社会という事だろう。 全てが全てを助長しているので当然である。 世の聡明はこれを見た瞬間に「はっ」と分かるのであるが、 そうならない構造が巧みであり問題ということ。 本気というのはそこからの問題である。