2024年8月25日日曜日

伝説商法

世の中には「炎上商法」なる手口が存在するらしいが、その進化版として「伝説商法」(または「伝説化商法」)を発表する。

主にガジェット分野であるが、古の製品の中には「何故この仕様にした?」的なものがあって、運が良ければメーカーや設計者本人にその意図も聞くことは可能なのであるが、意図が分かる・分からないに関わらず、情報伝達理論の通り「伝説化」するものがあるのである。

そう言った伝説が出来上がると、当然該当品は需要 >>> 供給 となるので保有者であり、かつそれを手放しても良い人であれば、その人はその分の対価を受け取ることができるのである。

伝説化商法とは、それを意図的に発動させる商法である。(無論余程の愚か者でない限りはその意図を表には絶対に漏れないようにするだろうが。)

伝説化の基本は、後から考えて「なんでそんな設計・仕様にしたのか?」をある程度時間経過した将来の人が思う・楽しむものであるので、それを敢えてするという事は、現代では株主がいたりとかシビアなビジネス現場で日々真剣に物作りを行なっている(行わざるを得ない)現場で、「敢えて」バグとしか言えないようなことをするようなものである。
よってそれを通過させる体制なのか?それを通過させる経営陣はどうなってるのか?という話でもあるし、いざそれを世に出してもそのような「おかしな」製品は自然淘汰で単純に売れないだろう。

むしろそれを意図的に行なっているのであれば、同業他社なり、というか一般消費者から(それこをネットから)「ふざけるな!」という非難が凄すぎて、その時点でその企業の存亡の危機であろう。(これを「周知の上の第一波」とでも言うのだろうか?)

あわよく炎上しなかったり、したとしても何とか乗り切ったとしても、そんなことに頼っている企業であっては普通ではあるまい。

※ビジネスの歴史の通りであるが、実際上全て真っ直ぐに完璧に貫いていた側と、ちょっとだけ・たまに「何やってんだ?」といったことをやってきた側とでは後者の方が人気があったりするわけである。人気とはつまり売り上げとかの数字でも出てくる話。

しかし、それはあくまで短期的な話であろう。そうであろうし、そう見通さなければならないと思う。(そう見通せない人が「炎上商法」に走っているともいえる^^)

言うなればこれはある種劇薬であって、そんなものでまんまと当たりを経験してしまえば「やはりこれでいいんだ!」とかいって、引き返せない側の道を進んでしまうのであろう。

本論は炎上商法をごく単純に発展させただけのくだらない話であるが、こういったものが出てくるのもまた世の中だと思うので、つまり簡単にこういったことは見通せるので最初に書いておくのも悪くないと思って書いておいただけである。


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