2022年5月10日火曜日

R対Uについて

RがUに対して踏み切った訳だが、Rの言い分とされる
行動直前の演説については既に専門家から分析が出ているため
詳細は割愛するが、そこで言われている通り、要点はいつの何の話を
持ち出して正当化しようとしているかという事だろう。
それが罷り通るのであれば、以前書いた通り「最初に降り立った人のもの」の
理屈になり、これまでの世界間の合意は何だったのか?という事だろう。
(我が国との問題も見直すと、なるほど合意などあったものではなくて、
ただの「言ったもん勝ち」という退化的人類の叡智で進んでいることがわかる。)

上記までが一般的な話。
ここからはただの希望。それも楽観的な夢物語的な話。
ただし、可能性としてないとは言い切れないので、書くだけ書いておく。

情報ピラミッドと言われる通りR側はR側に有利な情報しか流してないだろうが、
ピラミッドの頂点としては全世界見渡せるわけで、むしろ自由主義の利点も
知っていることだろう。
21世紀の現状では「資本主義」「社会主義」とか非常に固い枠で捉えがちだが、
そう言った垣根を取っ払っても自由主義の良さを、実は彼らもよく知っている。
(よほど頭が弱くなければ)

そして私も論理的にS主義は、あくまで「寄生」する宿主あって初めて成り立つもので、
いざトップになると一体何をしたいのか一気にわからなくなるものだと言って来た訳で
あるが、おそらく実は彼らのトップこそがそれを嫌というほど知っているのではないか、
と思うのである。

もう既に限界は露呈しており、C国とかを見てみるとまんまと利己に盲信し(これも
記述の通りだが「C国しっかり!」と言ったところ)、もはやC国は人の体をなして
ないのをR国は冷たい目で見ているし、利己つまり本能だけに従った動物の集まりになり下がっており(しかもかなりの堕落具合)、果たしてこれが理想なのか、文明の発展のあるべき姿なのかと虚しく思っていることであろう。

しかし「利己」つまり「欲」を中核に据えてしまったため、もう誰にも止められない、
止めようとすれば、しかも内部から声を上げようものなら現代版晒し首になる事は
火を見るより明らかなので(S主義の粛清は恐ろしい)、もう誰も何も言えない、
ということが、いい悪い・右や左・攻撃、防御などの対立を抜きにした、冷静に捉えた
「現状」であろう。

そして「敵を欺くためにはまず味方から」という通り、今回の一件でむしろ
「息の根を止めよう」としているのではないか?ということ。
R国を道連れにして。
(C国は言ってみれば真似っこしてただけで、主義思想を自分の頭で考えてこなかったため
R国がなくなれば勝手に方針転換する。)
婉曲的過ぎるため少し分かりやすく書くと、負け戦と知って始めたのだろうということ。

そして上記は絶対に世界の表には現れない類の内容である。
(真の正義として全汚名を背負って逝かれるつもりだろう。
 そして100年後とかに手記とか何とか見つかって、私の言った通りとなれば
 そこで汚名が晴れると。)

既述の「構造理解」の通り、力学的にも(何よりも人の「感覚」として)S主義が
成り立つ訳がなく、この百年の浪費を思っても、「いくら何でもこりゃダメだな」と
遂に覚醒する人が出て来たのだろう、という話。


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左の総括

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