2022年10月29日土曜日

言葉の語源

言葉の語源には、はっきりしたものとそうでないものがある。

例えば語源がはっきりしているものとして、「お母さん」の「かあ」というのは、太陽を表す「カッ」「カッカッ」という音から来ている、というものである。

他方の語源がはっきりしていないものについては、将来的に研究によって語源が「発見」されるものもあるだろうし、発見されないものもあるだろう。

語源を辿ろうとすると、どうしても意味付けをしたくなるものであるが、おそらく中には深い意味はなく、なぜかみんなが使うようになって定着したもの(デファクトスタンダード)もあるだろう。
例えば運よく、ある言葉を最初に使った人が見つかって「なぜこの言葉にしたのですか?」と聞けたとして、その人がもし「特に意味はありません」とでも回答したとしたならば、その言葉の語源は「意味はない」ということになってしまうのだろうか?(近代以降は映像・音声としても残る時代なので大いにあり得る話。)

明治時代に近代西洋化の推進によって新しい言葉が続々と作り出されたが、それらは無論語源がはっきりしている。(証拠まで辿れる。)
他方で、証拠まで辿れない言葉があり、むしろそちらの方が大半なのではないだろうか?

そもそも言葉とは、誰か一人が勝手に考えてその人だけ使っても誰にも理解されないし広まらないものである。
言葉とはいわば集団から「醸し出されて」生じるものであるといえよう。
よって前述の「最初にその言葉を使った人」に聞いても、その人が「よく分かりません」と答えるのも逆に当然であろう。
語源を辿るというのは、特定の犯人を探し出すようなものではなく、どうやってその集団からその言葉が醸し出されたか?と研究するものであろう。
(多分当然言語学的な教科書には載ってるのだろうけど)

現代でも新しい言葉が生じて、現代では映像や音声として記録も残るため語源もはっきりして残るとは思うのだが、これが数百年後、数千年後になって将来人の間でももしも使われているとしたならば、違う意味で使われているかもしれない。
そして興味のある人たちは、映像や音声を見て「当時はこういう意味で使われていた(笑)」とか言われるのだろう。

つまり、現代の我々の言葉も含めて言葉とは、知らず知らずのうちに大きな釜のようなものの中に入れられて勝手に醸成させられていくのである。(言葉に限らないのだが、敢えて言えば「知恵の釜」とでもしておこう。)

ということで、我々は知恵の釜のお陰で生きていけるのである。
(もしも知恵の釜がなくて、「オギャー」と生まれてから、両親や祖父や兄妹と意思疎通するのに、一からコミュニケーションツールとしての言葉を作らなければならなかったら大変である。おそらく家族間のコミュニケーションツールとしての言葉がようやく不便なく使えるようになった!と言ったくらいで一生が終わってしまうだろう。。)

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最後にいつもの通りあちらの話で申し訳ないが、所謂あちら側の人はこう言ったことも根本義において理解できていないのだろう。
知恵の釜のお陰で「人として」生きていられるのにも関わらず、「全てオレのもんだ!」「全てオレのおかげだ!」「全てオレが正しい!」と臆面もなく言っているのだから、現代の本物の「裸の王様」である。しかもうじゃうじゃと大勢いて増殖する始末。(まずはおとぎ話の「裸の王様」でも読めばよかろうに。)


2022年10月9日日曜日

音楽同期機構 Sound Synchronization System

2人で2台のパソコンを並べて同じゲームなどをしていると、BGMがそれぞれのパソコンから非同期で流れて耳障りである。
よって、端末間の音楽同期機構を発表する。

上記例で言えば、2台のPCそれぞれにおいて、スピーカー入力からフィードバックして自分のPCからのBGMなのか、他PCからのBGMであるかを判定し、自PCのBGMを他PCのBGMにタイミングを同期させる機構である。
よって、本機構はPCに限らない。また同期台数も2台とは限らない。
また、タイトルを分かりやすく「音楽」同期機構としたが、無論音声としては音楽に限らない。

BGMを管理しているのはゲーム本体であるため、本「音楽同期機構」対応ゲームであれば、PCを並べて同じゲームをすると、自動で他PCのBGMと同期してくれるのである。
※効果音は自端末のタイミングで発生した方が自然であるため、基本的にはBGMのみを同期する。この辺は細かい設定次第である。

本機構を用いれば、ショッピングモールや町内放送など、これまではお互いの距離(とそれによる音量の減衰)を元に、つまり「これくらい離れれば他音源の音量も人の耳には雑音となり、つまり人間の「認識特性」を頼りにして、本音源(主流音源)が聴き分けられる(だろう)」という非同期ありきの設計するしかなかったのだが、同期放送の設計も可能となるという点がブレークスルーである。

※または、これまでは、「音響のプロ」に任せて、ショッピングモールなりホールなりのレイアウト情報など音響特性をもとに、その場に適した音響環境の構築をするしかなかった、とも言える。
設計当初は良いのだが、レイアウト変更や、それこそ壁とか仕切り1枚追加しただけで、その空間の「特性」が変化してしまうという、環境依存性がどうしても高くならざるを得なかった。そうすると再設計するか「若干の音響の変化なので許容する」と判断して目を瞑るしかなかった、ということ。本機構はいわばその辺も自動調整できる仕組みと言えよう。

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併せて本アイデアの簡易版として、音声発生ホスト指定方式も挙げておく。
これは、本機構対応ゲームを2台とか並べてプレーする時に、どちらかをBGM発生端末として、他方はミュートするだけの機構。
よって、どちらをホストとするかの初期設定が必要で、一手間があるため、あまりスマートなアイデアではない。(が、アイデアはアイデアなので発表しておく。)

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特にeスポーツでは、観客用、対戦相手用、自分用とか多数の音源があるが、プレーヤーは普段通りのアクションに対するレスポンスとしての効果音は必須な訳で、つまり大抵は自分専用にヘッドホンをしてプレーするしかないのが現状であるが、本アイデアによってその光景は一変し、プレーヤーと観客の一体感はものすごく増すのである。

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現代では友達とゲーム機とかスマホやiPadを持ち寄って遊んだり、人によってはパソコンとかノートPCとか並べて遊んだり、それこそDiscordとかで通話しながら遊んだりする訳で、本機構の需要はかなりある。
特許でも取れば結構お金持ちになれるのだが、まぁ公共の利益優勢というオープンソースの精神で、勿体無いけどアイデアをこの通り公開する。

左の総括

一応ようやく結果が出たようなので総括しておく。 (いつも通り具体を避けて抽象的に述べるので読みづらくてすいません。。) とは言ってもこれまで散々述べてきた通り、あちらの根本は「利己」であるということの繰り返しであるが。 まぁそれが象徴的に民意として「流石に目に余る」という結果にな...