2013年5月14日火曜日

偏向の発生

以前書いた通り、公人は偏向のある発言には注意しなければならないが、
こうやってその力学を解明しても一向に無くならない。

偏向のある考えは、
●短期間に
●ある立場に沿った意見を
●懐疑心がないか弱い状態で
取り込んだ時に発生しやすい。
(この状態を一時的偏向状態と呼ぶ。)

その後、別の立場の意見を取り込んだりして、偏りを補正できればよいのだが、判断基準が無い状態で一時的偏向状態を放置してしまうと、自分の考えでそれを補正してしまう。それは大抵、偏向状態を増強する方向に傾く。

そうならないよう、常々、あらゆる立場の意見を取り込まなければならないし、あらゆる立場に対応できる基準を持つよう修身せねばならぬ。

これらは結局するところ、対話のスタンダードの「あらゆる立場を理解」するという箇所に集約されているのだが、まだ周知が不十分なため、ここに補足説明として記す。

自己判断の補助として、この前書いた「基準チェッカー」を用いてはどうだろうか?
発言を撤回せず日に日に状況が悪化しているが、こういったまだ自己判断が覚束ない人にも「基準チェッカー」をお勧めします。なぜ使わなかったのかと後悔しているのではないだろうか?

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