2015年12月10日木曜日

層と相

層理論の活用によって層のボトムアップおよび
次の層への転換がなされるのであるが、
おそらくこれは副産物であろうか。

「なぜあの人は修羅の相をいく」とか
「あの人の人相は温かい」とかいう意味の
相とは、先達が幾世も伝承して見通してきた
ものであるが、層理論は少しくもそれについての
力学的根拠になるのではないだろうか。

層理論の層によって一部であるが三世は繋がるのである。
空想ではなく、式として力学として明示できるのであり、
いつでも歯車として機能できるのである。

「クローン技術」や「無神論」など「神の領域」が
叫ばれるが、むしろこれこそが精神的土台の大転換と
しても、法律や規則の新しい「治世システム」の端緒しても、
「機能」として回転する仕組みを「発見」してしまった
以上は致し方あるまい。(科学は発見である)

(先人は何世代も通さないと分からない相を分かってしまう
知恵があったことがすばらしい。
今この刹那に「百年後はどうなるだろう、千年後はどうなるだろう」
と思うのと全く同じ状態で、数百年前、数千年前に
「百年後はどうなるだろう、千年後はどうなるだろう」
と思っていた人がいた。
また、先ほど刹那に思ったわけだから実際に
百年後、千年後に「思われた」瞬間が到来する。

神秘的な話をするわけではない。ただの事実として。

明確な記録もなく(と断言するのも失礼だが)、伝承で
人の相を判ずる知恵を培ってきた。
そこにあるのは層理論で言うところの層である。
どこまで見通しているか、どれほど短絡的であるか。
たった数千年前の基準で線引がされるので、今、現に
あたかも元首のような立場でフォーラムで嬉しがって
いるようなものは大いに考え入るべきであろう。

問題は層理論が確立した後の世界であることが
いやが上にも明確になったであろう。
問題は「感覚・意識の伝搬」である。
(既述「如何に感性そのものをありのままの
感動のまま伝えるか」参照)
)

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