2020年10月14日水曜日

渡部昇一先生「学者が家のことをやりだしたら汚職」

渡部昇一先生の「学者が家のことをやりだしたら汚職」的な
名言があったと思い、実際に在宅勤務をしていると、
その意味が身にしみて分かる。

「学者が」だったか、「文学者が」か「文系が」か「在宅勤務者が」か、
はっきり思い出せないが、要は家を仕事場としている人ということだろう。

また「家のこと」だったか「家事」か「家の雑事」か、
「家族の依頼」か…、もはっきり思い出せないが、
これも要は家にいると、何かと家のことで助けを
求められたりする、ということだろう。

これは「公私混同しない」ことをユーモアを込めて
戒めた名言なのであるが、現在のコロナ禍でこの名言に
接する人が激増したのではないだろうか。

このことはむしろ、会社員が在宅で勤務し始めた場合に
当てはめたほうが分かりやすい。
つまり会社に所属すると労働契約を結ぶわけで、労働契約は、労働を提供する
代わりに対価の賃金を得るものであり、労働中は会社側に拘束されているわけである。

会社にいれば場所も拘束できるので、ほぼイコール時間も拘束できる
わけである。(管理のしやすさ的観点)

しかし在宅勤務だと、例えば奥さんから「ちょっと5分だけ手を貸して」とか
言われて、家事の手伝いができてしまったりする。
これをやり始めると際限がなくなって、本業がないがしろになってしまい、
「私事」に手を染めたという「汚職」ということであろう。

学者の本業は学問であるので、いくら在宅していようが本業が邪魔されては
いけないというプロ意識でもある。(このへんはあいだみつをさんの話とかが
有名でしょうかね?)


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