2011/10/22 23:58
人を殺められる人は幸いである。
何故なら三世を捨てれれるからである。
実感がないなら「生んだ人つまり両親」を蔑ろにできるからである。
その因果を自ら切断する、全くもって自らの意思のみで切断できた、それは三世を掛けてなし得る大業を正に実現できる、貴重な存在であり、いかに誇らしいことであろうか。
「身を流した人」である。
「流れに対して身を抗した人」ではないことを既に自覚している。
「自己」の「欲望」を貫徹できた点において「幸い」である。
それをさせるために多大な苦労を費やした親さえも、ようやく繋がって、繋がっていくであろう未来さえも、「自己」の「欲望」で途絶えさせるのだから。それを、正に実現した、できた、できる人はそういう意味で、誰も成し得なかった点において「幸い」なのである。
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さて、それら流された、流さざるを得なかった「もの」は哀しんで(ひとを「もの」扱いしたので、平等に「もの」と呼ぶ。または言う。表す。)または、悼んで次の話をしなければならない。
十分にその低次の欲求を満たしたことによる満足感を学んだ上で(だれも実際にやれとも言わず、本当にやってしまったことに対しては、なんとかめをつむって、もしくは生存者、遺族の恨魂を汲んで )次の話をしなければならない。
なぜなら、それら低次のものに時間を費やすのはもったいないからである。
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それらはもはや、別に三世もなにもないのだろうが、断ち切ったものとなりはてたものはなんのために糧を潰すのだろう。それこそ「これ見よがしに」潰すことをほこるのだろうか?結局、最後の最後で気づくかどうかのジャッジでしか判別しえないものである。それが正に「もの」である。
2013年4月7日日曜日
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