2011/12/14 23:17
書くまでもないが、敢えて記す。
裕福だから文化的かといえば、そうでもない。
貧困だから想像力に欠けるかといえば、そうでもない。
裕福・貧困はこれまで言ってきた、「貨幣=幸福」の基盤上だけの話である。
多次元的に理想と現実の止揚を積み上げてきた。
意識の及ぶ限り、そのアウフヘーベンの極を想像し、その具体像を
具現化できた幸いな人が一世を風靡するのだが、達観者なるものは
さらにその先をいかねば、否、現世の一極という温床に足を浸けるのではなく
達観者ゆえの未開の地を往かねばならぬ。
そこまで意識が届くか。
現世のみの利益、最終的に現在の経営者もこの基準で測ることができるのだが、
方針や理念というものが現世的か、それを超えて、見据えているものかで
よういにその企業の本性がわかるのである。
個に転じても同様。
いやしくも目を閉ずるか、相対するか。
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未だ輪廻を離脱能う個の少なき。それを何千年前に嘆きこと、未だその再認識にしか成長せず。また哀しきや。
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